地球の未来
地球温暖化は進行しています。
これまでのように大量のエネルギーを消費し、その多くと化石燃料に頼っていくとすると、大気中の二酸化炭素は増加し続け、気温はどんどん上昇していきます。
私たちが暮らす地球はこのまま行くといったいどうなるのでしょうか。
世界の気温はいったいどこまで上昇するのか?
気温の上昇によるもたらされる影響はいかなるものか?
IPCCはコンピュータによる気候変動シミュレーションにより、信頼性の高い気候変動の予測をしています。
その結果によると、2080年~2099年である21世紀末には、気温が6度上昇するとされています。
それにより海面水位は最大で59センチメートル上昇し、いくつもの島が沈み、世界各地で極端な高温や熱波が増加する。
赤道および北半球高緯度に位置する国は極端な大雨が降り注ぎ、激しい水害を引き起こす。
アフリカの亜熱帯地域では気温が高くなり乾燥化が進み、砂漠化する。
アジアでは気温はかなり上昇し、降水量は増し、熱波が激しくなる。
他にもさまざまな被害予測が立てられています。
一度大気中に排出された温室効果ガスは、大気から除去されるには計り知れないほどの時間が必要です。
予測した結果が現実になってしまったら、地球の気候が元に戻るには数千年もの年月が必要であるとされているのです。
PR