一酸化二窒素による温室効果
一酸化二窒素も地球温暖化に及ぼす影響を与える温室効果ガスです。
一酸化二窒素は大気中にわずかにしか存在しませんが、二酸化炭素の310倍の温室効果があり、きわめて安定した気体であるため、一度大気中に放出されると、100年以上も存在し続ける非常に寿命が長い気体です。
主な発生源としては、農地で使われる窒素肥料や牧場での排泄物、直物の燃焼などとなっています。
自動車からも排出されます。
特に窒素肥料から多量の一酸化二窒素を発生させています。
このため窒素肥料は京都議定書でも排出規制がかけられました。
日本では特に窒素肥料に関する規制はありませんが、アメリカなど一部の国では窒素肥料の使用を制限するなどの動きがみられます。
しかし、窒素肥料は肥料の3要素の1つであるとされており、食糧増産には欠かせないものであるため使用を控えることは難しいとされています。
また一酸化二窒素はメタンと同じく、工業が発展してから急激に増加したことが確認されています。
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