ハロカーボン類による温室効果
ハロカーボン類もメタンガスや二酸化炭素と同じく地球温暖化に多大な影響を与えています。
ハロカーボン類とは、フロンガスに代表されるハロゲンを含んだ炭素化合物の総称のことを言います。
※ハロゲン→フッ素、臭素、ヨウ素
ハロカーボン類の多くは本来自然には存在ぜずに、人工的に作り出されたものです。
例として、クロロフルオロカーボン類(フロンガス)は、かつて冷蔵庫やクーラーの冷媒のために広く使われていました。
フロンガスはオゾン層を破壊することが問題視され今では製造禁止になり、廃棄後の回収が義務つけられています。
オゾン層が破壊されると有害な紫外線がより多く地上に到達してしまい大変危険です。
すでに大量に放出してしまったフロンガスはそのオゾン層を多く破壊することになってしまいました。
また、フロンガスを含むハロカーボン類は温室効果をもたらす気体であり、地球温暖化に与える影響は大きいものです。
ハロカーボン類は一度大気中に放出されてしまうと、なかなか消えることはありません。
このため、ハロカーボン類の大気中濃度はきわめて低いにもかかわらず、地球に与える影響は大きいのです。
またハロカーボン類は単位質量あたりが及ぼす温室効果が二酸化炭素などと比べ非常に大きいのも特徴です。
※主なハロカーボン類
・クロロフルオロカーボン類(フロンガス)
・ハイドロクロロフルオロカーボン類
・ハイドロフルオロカーボン類
・パーフルオロカーボン類
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